上川端商店街振興組合

どんたくのルーツ

「博多どんたく」は、845年前の治承3年（1179年）に始まったと筑前国続風土記（貝原益軒著）に記されている「松ばやし」をその起源とする伝統行事です。

筑前国続風土記には、『平安時代、京都御所の正月、宮中参賀の行事が地方に伝わり、この博多では源平時代の冶承3年（1179年）、正月15日、松囃子を取行う…』とあります。以来、祝いあう行事をシャレッ気の多い博多町人が発展させました。

しかし、松ばやしは明治時代に一時禁止とされ、復活させる際に呼ばれ始めたのが、オランダ語のZondag（休日）を語源とした「どんたく」だと言われています。

その後、先人達の知恵と努力で幾多の困難を乗り越え、昭和37年（1962年）に市民総参加の「福岡市民の祭り」となりました。今年で63回目を迎え、国内外から約200万人以上の人出で賑わう全国でも有数の祭りに発展しました。

年賀のお祝い廻りをルーツとしている上川端商店街どんたく隊 「博多川端 好いとったい」は、店々を伺っては唄と三味線でお祝いし、全員の「祝～うたぁ～」の声でお開きとなります。
こうして仕事先・お店・親戚友人宅を祝賀表敬訪問することは「門付(かどづけ)」と呼ばれ、それを行う人達は「通りもん」と呼ばれます。 受ける方は店の軒先に「祝い幕」を張り、お神酒などを用意し、通りもんを受け入れます。
「博多川端どんたく隊 好いとったい」は川端商店街を始め、キャナルシティ博多、博多座、中洲、新天町など、二日間で100件近いお店を祝って周ります。